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モモタロウの子供の頃


矢印のおちびちゃんがモモタロウ


大きくなった生後五ヶ月ほどのモモタロウ





「モモタロウ誕生」

我が家の初代バスキーと三代目チャッキーの間に生まれた子供で、家内がモモタロウと名付けたミニチュア・シュナウザーがいました。
彼は生まれた時母親の乳を思うように吸えず、おかしいと思い獣医さんに見てもらいましたら口蓋裂(こうがいれつ)と言って、口腔の上側に穴があいていて鼻腔との境が無い先天性異常でした。モモタロウは丁度上あごの真ん中に穴があいており、思うように乳が吸えなかったのです。この事に気づいてから、家内は犬用の哺乳瓶で根気よく人工哺乳を続けましたが、兄弟に比べて圧倒的に小さくなかなか大きくなれませんでした。それでいながら必死に生きていこうとする気力だけはしっかりと私たちにも感じられましたので、東大の畜産獣医学部にモモタロウを連れて相談に行きました。この時診てくださった獣医さんが飼われている犬も口蓋裂で、たしか7歳になっても生きているとのお話しをうかがったことと、モモタロウが知能的な障害や他の部分に異常が無い事が分かったので、手術していただく事になりました。
モモタロウは生まれて間もない小さな体で、二回の手術に耐えましたが完全に穴を塞ぐ事はできませんでした。
その後モモタロウは他の兄弟とは体の大きさに差がありながらも順調に成長し、トイレを早々におぼえるなど、様々な面で知能の高さを見せてくれました。
離乳食が始まるとどうしても上あごの穴の中を通って鼻腔に食べ物が入るようで、食べ物が鼻から出て来たりするので何ともかわいそうですが、彼には生きようとする力がみなぎっており、これが私たちにとっては何よりの慰めになりました。
ある時、岡崎市に住んでいる私たちの友人にモモタロウのことを話したら、彼の障害を理解しながらも、是非飼いたいとの話しが有りました。
この頃はもう六ヶ月程になっていたと思いますが、友人の奥さんが岡崎からモモタローをつれにやってきました。赤ん坊の時にあれほど成長が遅れていたのに、この頃のモモタロウの体はだいぶしっかりして、ミニチュア・シュナウザーとしては、中程度のサイズに成長していました。その後、モモタロウは友人のご家族のもとで大切に飼われ、障害がありながらも何と十六歳まで幸せに生きて人生を全うしました。
私たち家族はこの友人とそのご家族に今でも感謝の気持ちでいっぱいです。



(Seven-Dパパ記)
  モモタロウ物語


モモタロウは一九八三年の初夏、我が家から、岡崎に住んでいる友人のSさんの家族の一員になりました。この物語はその後、幸せに暮らしたモモタロのお話しです。


■ モモタロウ誕生
第一話
第二話
第三話